よくある詐欺と、その見分け方を教えてください。
不審なeメールまたはウェブサイトの報告をご希望の場合は、eメールをphishing@paypal.comに転送してください。送信後は、お客さまの受信トレイからeメールを削除してください。
街で見知らぬ人に声をかけられ、うまい儲け話を持ちかけられたら、ほとんどの人が警戒するでしょう。しかし、オンラインになると警戒が緩くなり、リスクに晒されやすくなってしまいます。
次のような一般的な詐欺の手口にご注意ください。
- フィッシングメール/メッセージ
- 請求書/支払い請求詐欺
- 前金詐欺
- 過払い金詐欺
- 懸賞詐欺
- 高利益・ノーリスクを謳った投資詐欺
- 偽の慈善団体
- 配送詐欺
- プリペイド式発送ラベルを使用した詐欺
- 荷物の配達先変更を使用した詐欺
- 利殖勧誘詐欺
- 荷物の再発送を使用した詐欺
- 求人詐欺
- その他の一般的な詐欺
フィッシングメール/メッセージ/電話
不審なeメールやメッセージを受信した場合、または偽のウェブサイトに誘導された場合は、phishing@paypal.comに転送してから削除してください。弊社がお客さまに代わって調査いたします。
1-888-221-1161からのお電話で個人情報やアカウントの情報をお尋ねすることはありません。
eメールやメッセージに返信したり、リンクを開いたり、添付ファイルをダウンロードしないでください。また、記載されている電話番号への通話もお控えください。
請求書/支払い請求詐欺
このタイプの詐欺にはさまざまな手口があります。
- 注文したことのない製品/サービス/暗号通貨について、PayPalを経由して請求書または請求を受け取った場合は、支払いを行わないようにしてください。
- PayPalを経由して、警告文を含むメモが記載された請求書または請求を受け取ることがありますが、このようなメモには相手の偽のカスタマーサービス番号に電話するよう求める内容が記載されています。
- ペイパルからのeメールを装った偽の請求書または支払い請求が送付されることもあります。
このような詐欺は、お客さまを騙して送金させたり、個人情報や資金に関する情報を提供させたりすることを目的としています。アカウントの「問題」を解決するためにすぐに電話をかけるよう求められた場合は注意が必要です。
このような詐欺を回避する方法: 不審な請求書または請求を受け取った場合は、支払いを行わないでください。また、請求書のメモに記載されている電話番号に電話をしたり、不審なURLを開いたりしないでください。
不当な請求または請求書は、PayPalのウェブサイトまたはPayPalアプリにログインして報告することができます。
前金詐欺
無料で資金がもらえるといった話は、詐欺である可能性が極めて高いです。多くの詐欺の手口として、約束した数百万円の送金を行う前に、税金や、法的書類などの手数料として少額の送金を要求します。ですが、言われたとおりに送金を行っても、実際にその数百万円が手に入ることはありません。
このような詐欺を回避する方法: 知らない相手への振込を行わないようにしてください。
過払い金詐欺
- 顧客が注文の購入価格よりも高い金額をPayPalで支払い、払い過ぎた分を振り込むよう依頼してきます。
- その場合、間違って支払い過ぎてしまった、過払い分は配送料分だ、良いサービスを受けたので余分に支払った、迷惑をかけたからなど、様々な理由を告げられるかもしれません。
- 場合によっては、配送業者に配送料を振り込むよう依頼されることもあります。
- このような詐欺では、盗難に遭ったクレジットカード、銀行口座番号、当座預金口座を使用して支払いが行われた可能性があります。
- お客さまのアカウントに支払いがあったからといって、その資金をお客さまのものとして保持することはできません。本当のアカウント保有者から未承認取引として報告があった場合は、お客さまのアカウントから資金が引き落とされることがあります。
- このような場合、お客さまは、不正行為者に送金した金額、発送した商品、配送料、そして支払いのすべてを失うことになります。
このような詐欺を回避する方法:
- 知らない相手への振込を行わないようにしてください。本物の買い手は、購入代金を支払い過ぎることはありません。
- 買い手から「支払い過ぎてしまったので差額を振り込んでほしい」と依頼された場合は、不正取引の可能性が高いため、注文のキャンセルをご検討ください。
- これは資金を騙し取ろうとする詐欺ですので、偽の配送会社には振込を行わないようにしてください。
懸賞詐欺
賞金を受け取るために少額の手数料を支払うように要求するメッセージは、その大概が詐欺です。手数料を支払っても、賞金が手に入ることはありません。
このような詐欺を回避する方法: 知らない相手への振込を行わないようにしてください。本当の賞金なら、受け取るために手数料を支払う必要ありません。
高利益・ノーリスクを謳った投資詐欺
ほとんどの場合、このような種類の投資は詐欺であり、「今すぐ対応してください」 とお得感を煽るメッセージが含まれています。
このような詐欺を回避する方法: その個人や企業との連絡を絶つようにしてください
偽の慈善団体
詐欺グループは、災害を利用して心ある人々を騙し、偽の慈善団体に寄付をさせようとします。これは通常、難民問題、テロ攻撃、自然災害(地震、洪水、飢饉など)が発生したときに起こります。
このような詐欺を回避する方法: お客さまの寄付が本当に困っている方に届くように、慈善団体をよくご確認ください。慈善団体を装ったよくある詐欺を見分けて回避してください。
慈善団体は以下のサイトでもご確認いただけます。
慈善団体のウェブサイトがない場合はご注意ください。 よくある詐欺とその回避方法については、オンラインで「前金詐欺」をご検索ください。また、よくある詐欺の種類については、連邦捜査局(FBI)の資料でもご確認いただけます。最も重要なことは、現実世界と同じように、オンラインでも詐欺に用心することです。
配送詐欺
詐欺グループが配送を悪用する手口はいくつかあります。以下の内容をよくご確認ください。
配送サービスに関する詐欺
- 割引を利用できるから、何年も使っている業者を使いたいから、この配送サービスの方が安いから、信頼できるからなどと言って、買い手が配送業者を指定する場合があります。また、別の手口として、買い手が希望する配送会社に送料を振り込むよう要求することもあります。
- 買い手の配送会社を使用した場合、買い手から配送会社に連絡し、簡単に配送先を別の住所に変更させることができます。
- また、「注文した商品を受け取っていない」と買い手が返金を求めるクレームを提出することも可能となってしまいます。
- この場合、買い手が注文を受け取ったことを証明することができないため、お客さまの商品、配送料、資金が戻ってくることはありません。
- 偽の配送会社に送金するように指示された場合、お客さまの資金が騙し取られるかもしれません。
- また、資金を振り込んだ後に、盗難されたカードや銀行口座が注文に使用されたことが判明した場合、盗難被害に遭った顧客に対し、お客さまに返金責任が生じる可能性もあります。
このような詐欺を回避する方法:
- そのような事態を防ぐには、お客さまが普段から利用している配送会社のみを選択する必要があります。
- 簡単に資金を取り戻すことができないため、知らない相手への振込は行わないようにしてください。
- 顧客から別の配送業者を使用するよう依頼された場合は、注文に怪しい点がないかよくご確認ください。盗難されたカードや銀行口座が購入に使用されている場合があります。
- [取引の詳細]ページに記載されている住所に発送してください。
プリペイド式発送ラベルを使用した詐欺
- 顧客から、配送料を前払いした発送ラベルで発送してほしいと依頼される場合があります。(「割引された発送ラベルだから」と説明されることもあります。)
- 発送ラベルを提供した顧客は、商品の配送先をコントロールすることができるため、別の国や私書箱、または追跡不可能な場所に商品が発送される可能性があります。
- PayPal売り手保護制度のポリシーの対象となるには、[取引の詳細]ページに記載されている住所に発送する必要があります。
- また、このような発送ラベルは、盗難されたクレジットカードで購入したものである可能性もあります。
このような詐欺を回避する方法:
- 顧客から、配送料を前払いした発送ラベルで発送するよう依頼された場合は、注文に怪しい点がないかよくご確認ください。盗難されたカードを使用して購入が行われた可能性があります。
- 顧客から発送ラベルを受け取らないでください。
- [取引の詳細]ページに記載されている住所に発送してください。
荷物の配達先変更を使用した詐欺
買い手は、商品を受領していないというクレームを提出するため、商品の配達先を変更します。
- 買い手が注文し、間違った配送先住所や偽の配送先住所を提供します。
- そのため、配送会社は商品を配達しようとしても、配達を配達を完了することができません。
- 買い手がオンラインの追跡情報で、配送会社が商品を配達できないことを確認します。
- 買い手が配送会社に連絡して商品を正しい住所に配送するよう依頼し、商品が新しい住所に配達されます。配送会社が商品を新しい場所に配達します。
- その後、買い手は「商品を受領していない」とクレームを提出します。
- 配達先が変更されたため、[取引の詳細]ページに記載されている住所に商品が配達されたことを証明することはできません。
- このようにして、買い手は商品と資金を騙し取ります。
- また、[取引の詳細]ページに記載されている住所に商品が配達されなかったため、取引は売り手保護制度の対象外となります。
- 結果として、お客さまは商品、配送料、資金を失うことになります。
- さらに、配送会社に経路変更手数料を支払わなければならない場合もあります。
このような詐欺を回避する方法:
- 配送会社に問い合わせ、買い手が商品の配達先を変更できないようにしましょう。
- 発送前に買い手の住所を確認しましょう。
- [取引の詳細]ページに記載された住所にのみ発送しましょう。
利殖勧誘詐欺
詐欺グループは、求人情報サイト、出会い系サイト、迷惑メールを使って偽の求人情報を掲載します。
荷物の再発送を使用した詐欺
- 在宅ワーク詐欺の中でも特に多いのが、電子機器や衣料品などを米国から再発送するものです。
- 電子機器、宝石、衣類などの商品を郵便で受け取り、それを国外に発送するよう依頼されます。
- 荷物の宛先が他人の名前(盗難されたクレジットカードの被害者)になっていることもあります。
- 雇用主から発送ラベルを渡されますが、これも盗難されたクレジットカードを使用して支払われている可能性が高いです。
- 雇用主は小切手を銀行口座に直接振り込むために、社会保障番号(SSN)や銀行口座の詳細などの個人情報の入力を求めますが、
- 実際には給料が支払われず、詐欺に身を晒しただけとなってしまいます。
- ほとんどの売り手は、商品を国外に発送することはありません。
- そのため、第三者に仲介してもらい、商品を国外に持ち出す必要があるのです。これはまた、逮捕を避けるためでもあります。
- 詐欺グループは、お客さまの個人情報を使用して本人になりすましたり、アカウントを乗っ取ったりします。
このような詐欺を回避する方法:
- あまりにも話がうますぎる時は詐欺行為を疑い、取引相手が誰なのかを確認し、商品の再発送は行わないようにしてください。
- 荷物が届くまで詐欺に巻き込まれたことに気づかなかった場合は、再発送を拒否するか、送り主に返送しましょう。また、インターネット犯罪苦情センターに詐欺を報告するか、サイトの管理者にお問い合わせください。
- 知らない人には、個人情報や資金に関する情報を決して教えないようにしてください。
求人詐欺
- ある人物から儲け話を持ちかけられ、カメラや高価な製品を販売してくれる従業員またはパートナーが必要だと伝えられます。
- 詐欺グループは、このようにして無実の信頼できる人を騙し、資金や商品を送らせるのです。
- 注文から得た資金を仕入先に支払うと言いながら、お客さまから送金が行われる旨を事前に仕入先に連絡します。
- そして、お客さまのPayPalアカウントの登録住所を詐欺グループ提示した住所に変更させます。その住所は一見普通の住所のように見えますが、実際は
- 仕入先に支払いを行った後に、買い手から「商品が届いていない」という苦情が届くようになります。詐欺グループが空の箱を発送したためです。
- 仕入先に連絡しても、「パートナーが、あなたが金塊の代金を送金すると言っていたので、あなたのPayPalアカウントの登録住所にカメラではなく金塊を発送した」と伝えられます。そこでお客さまは、PayPalアカウントの登録住所をパートナーの住所に変更するように依頼されたことを思い出します。
- 仕入先にカメラの代金を支払ったので、仕入先にクレームを提出しようとしても、仕入先はお客さまのPayPalアカウントの登録住所に商品を配達しているため、支払い責任はお客さまに対して生じてしまいます。
このような詐欺を回避する方法:
- あまりにも話がうますぎる時は詐欺行為を疑い、必ず取引相手をご確認ください。
- PayPalアカウントの登録住所を他人の住所に変更しないようにしましょう。
- 仕入先を確認し、知らない相手には送金しないことを心がけてください。
- 商品は[取引の詳細]ページに記載された住所にのみ発送しましょう。
- 海外や、同じ郵便局の私書箱に大量の荷物を発送するよう依頼された場合は、警戒してください。
その他の一般的な詐欺
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